病の根源はどこ?


私は病の根源は、“免疫”と“自律神経”と“血流”が主だと思っています。

ただ、一般の方には抽象的に感じられピンと来ないかも知れません。

例えば、帯状疱疹は免疫力の低下から来ます。

しかし一般的な西洋医学の帯状疱疹の治療だけでは、症状は改善されても枝葉の治療で終わってしまい、根本の免疫力の低下は何も改善されていません。

免疫力の低下は、“諸悪の根源”と言ってもいいくらいあらゆる病気の原因になります。

その免疫力低下の状態を放っておくと、将来様々な病気になる可能性が高くなります。

『帯状疱疹に罹患すると5年以内に癌になる可能性が高い』と言う話も聞いたことがあります。

免疫力が低下してるのですから、あながち嘘ではないと思います。

虫垂炎なども薬で散らしたり手術をして治療をしますが、根本的な『なぜ虫垂炎になったのか?』と言うところの体質改善はされていません。

実際、何十年も前に虫垂炎の手術をした患者さんの腹診をすると未だに強い圧痛があると言うことは珍しくありません。

虫垂炎になったと言う体質は何も改善されていないのです。

虫垂炎から来る二次的な病気は結構あります。

全身病の原因と言ってもいいくらいです。

いかに根本治療が大切かが分かると思います。

木に例えると、根っこに病気がありその結果、枝葉が病気になっているのに、地面の中にある見えない根っこは治療せず枝葉ばかりに気を取られていては、結果的に病は“木🌲”全体に広がり死んでしまいます。

人間の身体も同じ事が言えます。

患者さんの苦痛を取るのが先決ですから、対症療法はとても大切な治療ですが、病の根源 “根本治療”  にもっともっと意識を向けることが大切だと思います。

痛み止めで痛みは取れても、水面下では病は進行しているかも知れませんから…。

西洋医学との違い、東洋医学の特徴は『未病を治す』です!