つらい膝関節痛


高齢者だけでなく、全世代に渡って膝関節痛で悩んでいる方はとても多いと思います。

階段の登り降りはもちろん、歩くだけでもつらい方もいると思います。

レントゲンで骨に異常が無くても筋肉には異常がありますから軽く考えないでください。
レントゲンなどでは筋肉の異常は分かりませんから。

筋肉の異常(特に殿筋)をしっかりと治しておかないと骨への負担が増大し、最終的には変形性膝関節症へ移行し、人工関節の手術が必要になることもあります。

しかも、人工関節の手術をしても筋肉の異常を治していないことにより、膝関節痛が完全に取れないで生活に支障をきたしている患者さんも診てきてます。

そうならない為にも、どこの筋肉に異常があるかをしっかりと見極め治療をすることが重要になります。

そして、間違っても太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えるようなことはしないでください。

筋肉理論が分かっていれば、腰痛の人が腹筋背筋をしてはいけないのと同じで、寝たきりでもなければ膝関節症の人が大腿四頭筋の筋トレをするのは逆効果です。

原因は膝関節周辺だけに問題があることは非常に稀なので、再発防止の為にも根本治療が重要になってきます。

コロナ禍以降、リモートワークで歩くことが少なくなっています。

今後、歩行不足などによって腰痛、膝関節痛の患者さんはより一層増えて来るのではと予想しています。

そうならないために今からでも毎日のウォーキングを習慣づけてくだい。

そして、骨に異常が来る前の段階の、筋肉の異常のうちに早めに根本治療を受けることが肝心です。