ある女優さんはかき氷が大好きで、この冬の寒い中でも週に何回も甘味処で“てんこ盛りのかき氷”を食べています。
ある日なんかは朝から山盛りかき氷を2つ!
いくらかき氷が好きといってもここまでいくと度が過ぎていると思います。異常です。
しかも、この方は冷え性で悩んでいるのにです。
でもこれってもしかしたら「氷食症」かもしれません。
氷食症ははっきりとした原因は不明ですが、鉄欠乏症や強迫症の方に多いそうです。
この女優さんは早いうちに念のため、医療機関で調べてもらった方がいいかもしれません。
体内のどこかから出血をしているなどの特別な場合は除いて、一般的な鉄欠乏症の場合、医療機関からは鉄分が足りないので鉄剤を処方されますが、これを飲むと気持ち悪くなる方がいます。
日本でごく普通に食事を取られている方に鉄分が不足する事はまず無いそうです。
確かに同じような食事をしているのに家族で一人だけ鉄分が足りないのは不思議です。
では、なぜ鉄分が足りなくなるかと言うと、口から入る鉄分の量が少ないのではなく、体内に入った鉄分の吸収力か悪いからなのです。
吸収力が悪いところにさらに鉄分のサプリメントを体内に入れるので気持ちが悪くなるのです。
その証拠に、鉄分のサプリメントをやめて鉄欠乏性貧血のツボに毎日お灸していくと多くの患者さんは数ヶ月後にはヘモグロビンの数値が改善されています。
お灸で鉄分の吸収力が高まったからだと思います。
単純に『鉄分が足りないから補う』のではなく『なぜ足りないのか?(なぜ吸収力が低下しているのか?)』という発想は身体全体を考えて治療をしている東洋医学らしい発想だと思います。
もし、鉄欠乏性貧血でお困りの方は是非ご相談ください。