ストレスと浅い呼吸

 
 人間が無意識にしている行動の中で大切な行動の一つは“呼吸”です。
 
健康な人でしたら寝ている間もずっと呼吸をし続けてくれます。
 
しかし、同じ呼吸でも意識しないと全くしないのが“深呼吸”です。
 
毎日、パソコンやスマートフォンを使いストレス社会で生きている現代人は呼吸が浅くなり腹式呼吸ではなく、口もとで“スーハースーハー”するだけの胸式呼吸になりがちです。
 
そして鎖骨の上にある首の筋肉の斜角筋は硬くなり、頭部への血流や腕への血流も悪くなります。
 
そうならないためにも毎日意識して深呼吸をしましょう。
 
“まずは、ゆっくり息を吐きます。”
 
“そして、ゆっくり息を吸います。”
 
ヨガでも言われていますが、呼吸は必ず鼻から吸って鼻から吐きます。
 
人体の構造上、空気中の雑菌は鼻で食い止め、食物の雑菌は唾液で殺菌します。
 
そして、鼻から吸った方が腹式呼吸もしやすいです。
 
試しに口呼吸と鼻呼吸を比べてみてください。
鼻呼吸の方がお腹の奥までしっかりと空気が入りやすいですよ。
 
深呼吸は自律神経を安定させ、血圧も安定させます。
 
1日何回でも気がついた時に深呼吸をしてお腹の底から汚い空気を全部出し、そのあと酸素をたくさん体内に取り入れてください。
 
でも、パソコン、スマートフォンのやり過ぎで、斜角筋や肩甲骨の内側の筋肉などがカチカチで、筋膜同士が癒着していると、肺も大きく広がることが出来なくなり酸素を充分に体内に取り入れることが出来なくなります。
 
そのような方は、治療が必要になりますのでいつでもご相談してください。