土用と胃腸疾患


こんにちは

梅雨も明けて毎日暑い日が続きますが、体調は崩してないですか?

7月19日から『土用』に入りました。(8月6日まで)

東洋医学では昔から、土用の間は胃腸やそれに関連した疾患に罹りやすい時期なので、暴飲暴食を避け胃腸をいたわる生活を送りなさいと言われています。(甘い物は出来るだけ避けましょう!

確かにその様な胃腸が弱り、それに関連した疾患をかかえて来院される患者さんは多いと思います。(寝違えや腰痛のような運動器系疾患でもベースに胃腸疾患が隠れている場合もあります。)

多田鍼療院に来院される患者さんには、未病を治す意味を含めて、脈を診て胃腸の状態が弱っていたらその治療をしています。

夏はクーラーで外から身体を冷やし、そして冷たい飲食をすることで今度は内側から身体を冷やしていきます。

夏の不節制が、秋になり季節の変わり目になって体調を崩すことのないようにするためには、夏の体調管理が大切です。

“鍼灸治療は胃薬とは違い、胃腸自体を強くする治療です。”

胃腸の調子が悪い時に胃薬を飲んで消化を助けるのは必要だとは思いますが、常に服用して胃腸を助け続けているのは考えものだと思います。(最近、子どもが便秘薬を常用している話を多く聞きますが、その子の将来を考えたらゾッとします。)

人間の身体は過保護にすると弱くなる性質を持っています。
依存です。
筋肉も骨も内臓も弱くなっていきます。
子育てだってそうです。自立心が養われません。

自立した健康な身体になるために、そして健康な身体を維持するために、治療と治療の間も自宅でお灸をする習慣を身につけましょう。