曲がった腰

 
私は3年前から毎日の通勤に自転車を使うのをやめて、歩きに変えました。
とは言っても片道20分くらいの道のりです。
いつも通る道沿いに昔からあるお花屋さんがあります。そこのご主人はまだ70歳には行っていないと思うのですが、少し腰が曲がってきました。
30°くらい前傾姿勢になったままいつもお仕事をされています。
あのまま痛くないからと言って(実際は痛いのかも知れませんが)放っておくと、腰の骨が完全に曲がってしまって固定され、もう真っ直ぐには戻らなくなってしまいます。
猫背もそうです。
最初から背骨が変形して曲がっていく人はいません。まずは筋肉から姿勢が崩れていくのです。
そして長い間その悪い姿勢でいると、だんだん背骨も悪い姿勢で固定され変形してしまうのです。
そうなる前に、まずは筋肉の異常を治さなければいけません。

腰の曲がりの例で言うと、もしもあなたが椅子から立つ時にスッと立てず、少しでも腰が重く感じたらあなたは将来、“腰曲がり”の予備軍です。
おそらく、腰の筋肉だけではなく、もっと重要な股関節周辺の筋肉も硬くなって筋膜が癒着しているはずです。
殿筋はなかなか、ストレッチがし難いので(特に中殿筋、小殿筋や腸腰筋)、もしも心当たりのある方は、腰だけでなく股関節周辺の筋肉の治療をお勧めします。

腰が曲がっているだけで、実年齢よりかなり老けて見えますよ。
いつまでも若々しくいるためにも、腰や殿筋のケアはとても大切なことです。
中腰の姿勢が多い方、デスクワークの方、スポーツを一生懸命されている方は特に注意が必要です!

もしも鍼灸が苦手な方は、硬い筋肉をほぐし、筋膜の癒着をはがす当院の医療マッサージのみも受付けておりますので、お気軽ご相談してください。