冬に怖い病気の一つに脳梗塞があります。今年の様な寒暖差が激しいと特に要注意です。
その脳梗塞についてこの様な記事を見つけたので是非お読みください。
以下はその記事の抜粋です。↓
“突然の 脳梗塞… 迷わず 救急車を 呼ぶべき 「5つの 症状」”
「びびっと気づいて対応するか、『何かおかしいな』程度に考えて放置するかで、その後の運命は大きく変わります」
こう言うのは、東京慈恵会医科大学神経内科の井口保之教授。脳梗塞治療のエキスパートだ。
「早期に来院すれば、『血栓溶解療法』という内科的治療が可能になるのです」
脳梗塞は、約4割の患者は発症前と同程度まで回復し、一方で6割は後遺症が残ったり死亡したりするといわれている。さらに、後遺症・死亡例のうち、何らかの後遺症が残る人が20%、補助なしの社会生活が困難なほどの後遺症の人が23%、死亡者が17%。
どれに属するか? に大きくかかわっているのが、軽い症状にも「びびっと気づき」「早期に来院」することなのだ。
■高齢者の場合「認知症と誤解」
井口教授が注意を促す5つの症状は次の通り。
①片方の腕や脚にマヒ、しびれが起こる。マヒは「動かしたくても動かない」、しびれは「ジンジンしたしびれ」
②ろれつが回らない、言葉が出てこない、他人の言うことを理解できない
③片方の目が見えない、視野の半分が欠ける、ものが二重に見える
④立てない、歩けない、ふらふらする
⑤経験したことがない激しい頭痛
⑤は、くも膜下出血の症状で激烈なので、誰でも危険を感じるだろう。しかし、①~④も突然起こったら、たとえ軽くても迷わず救急車を呼ぶ。
高齢者の場合、「認知症の表れ」と本人も家族も思いがち。たとえ認知症の症状だったとしても、それは検査を受けたからこそわかることであって、MRIなどのチェックは不可欠だ。「私の調査では、病院に入院した脳梗塞急性期の患者で血栓溶解療法を受けることができる割合は全体の5%程度。5つの症状にびびっと気づく人が増えれば、急性期治療を受けることができる患者の割合はもっと増えるでしょう」
症状から脳梗塞を疑った時、救急車を呼ぶのに遠慮はいらない。
当院の患者さんでも、上記の症状が出た方で、すぐ検査を進めたのですが、某総合病院では異常なしと言われ、さらに別の病院で再検査を勧めたところやはり脳梗塞が発見され、幸い後遺症は殆ど残らなかったというケースがいくつかあります。
早期発見が重要ですから日頃から意識していて下さい。
※当院で患者さんにお配りしている資料です。⬇︎