⚽️スポーツ障害⚾️

先日、私が毎月参加している鍼灸の勉強会の帰りに同じ鍼灸仲間からある事を聞きました。
某大学のスポーツ整形外科の勉強会では、これからは鍼灸治療や手技療法の先生を招いて、スポーツ障害の治療に鍼灸治療や手技療法を積極的に取り入れて行くと言う事です。

何故だかわかりますか?

それは、4年後に東京でオリンピックが開催されるからです。
ご存知の通りオリンピックでは、選手達の身体を守るために(だけでは無いが)、選手達が薬物を使用していないかドーピング検査をしています。最近ではロシアのシャラポワ選手が検査で陽性反応が出て、2年間の出場停止処分になっています。
東京オリンピックでは、いつも以上に選手達にはメダルを取って貰いたいのでしょうが、怪我をした選手達を治す時に、万が一ドーピング検査に引っかかってしまってはと考えると迂闊に薬を飲ませる訳にはいかないのだと思います。

鍼灸治療、スポーツマッサージなどの手技療法、当院で行っているマグネット療法などは、当たり前ですが一切ドーピング検査には引っかからないのです。
羽生結弦選手は子供の頃から喘息があり、試合中も呼吸が辛いので、専属の鍼の先生から頂いた体に貼り付ける小さな痛くない置き鍼」をいくつか胸などに貼って、世界大会に出場して素晴らしい成績をおさめています。

鍼灸治療はスポーツ障害のみならず、選手のコンディショニングにも大変効果的です。
過度な練習をしていると、選手達の免疫力が落ちてきます。
すると風邪などを引きやすくなってきます。
もし、オリンピック選手達が大会直前に風邪を引いてしまったら、ドーピング検査の事を考えるとそう簡単には風邪薬を出す訳にはいかないでしょう。
そんな時でも、鍼灸治療なら風邪にも、特に初期の風邪に対して大きな効果を発揮出来るでしょう。
日頃から鍼灸治療を受けることで、激しい練習で下がりがちな免疫力をアップさせる事も出来、風邪に罹りにくい丈夫な体にしていきます。

東京オリンピックまでの4年間(正直、オリンピックに限った事ではないのですが…。)選手達の健康管理から、大会直前や大会中の選手達の怪我に対しても鍼灸治療や手技療法、マグネット療法はとても重要な治療法になる事でしょう。

多田鍼療院には、多くのスポーツをされている方々が定期的に来院し、鍼灸治療やスポーツマッサージ(医療マッサージ)を受ける事で、免疫力をアップさせたり、練習で硬くなった筋肉や筋膜を調整するなど身体のメンテナンスをされています。
しかし、世間的にはどうかと言うとまだまだ鍼灸治療を知らなかったり、生活に取り入れている選手たちが少ないのはとても残念で、もったいないことだと思います。

これからの時代、大人から子供までスポーツをされている方々で、定期的に鍼灸治療やスポーツマッサージを受けている選手と受けていない選手とでは、将来的にとても大きな差が出ると私は思います。