長年、患者さんを治療してきて思うことなのですが、毎年「仕事初めにぎっくり腰を起こした」との問い合わせがとても多いということです。原因は様々なのですが、中でも一番多いのは、股関節周囲の殿筋から腰部の筋肉の硬化からくるぎっくり腰です。お正月休みの間ずっと座りっぱなしで呑んで食べてその結果、殿部から腰部の筋肉が硬くなるというパターンがとても多いのです。やはりと言うか圧倒的に男性からの問い合わせが多く、女性からの問い合わせは少ないです。女性は家事で頻繁に立ったり座ったりを繰り返しているので殿筋が硬くなりにくいのが理由だと思います。ぎっくり腰で辛い新年を迎えないためにも休み中は毎日20分でいいので大股でウォーキングをして殿部周辺の筋肉の硬化を防ぎましょう。