多田鍼療院に通われている患者さんから、治療中の会話で意外とよく聞くのが子供の偏頭痛です。子供の便秘についての相談もかなりの多いのですが、それは別の機会にお話しするとして、子供のうちから頭痛薬を飲んでいる偏頭痛持ちのお子さんが以外と多いのにはびっくりしました。
実は私の娘も小6の頃に偏頭痛を患い、発作が起きると目の前がチカチカとして吐き気と頭痛が襲ってきてました。その度に保健室へ行くののですが、あまりにも長く続くので、一応念のため小児科に連れて行きました。診断は「偏頭痛」でした。「そろそろ生理も近いし自律神経が不安定なのが原因でしょう」という事で頭痛薬が処方されました。実は娘の祖母は昔、10数年に渡り頭痛薬を飲み続けたのが影響して慢性腎不全になってしまった経緯もあり、娘にはこの歳から頭痛薬は飲ませたくなかったので、鍼灸治療をすることになりました。そのお陰で発作は少なくなり、発作が来ても頭が重いくらいで保健室へ行くことはなくなったと娘は言っていましたが、まだ完全には偏頭痛が治りませんでした。
そんな時、私が毎月出席している鍼灸の勉強会で、そこに同じように出席されている内科のドクターに相談したところ、「娘さん、甘い物好きでしょう?」「はい、大好きです」「娘さん、足冷えてるでしょう?眠り浅くて目覚めやすいでしょう?足が湿ってるでしょう?」「はい、全部当たっています」「その偏頭痛は甘い物からですね。試しに甘い物を2週間、完全にやめてみて下さい。おそらく治りますよ」
っと言われたので、それを娘に話したところ、よほど偏頭痛が辛かったのかあんなに大好きだった甘い物(特に飲み物が良くないらしいです)を2週間完全やめてくれました。
結果は、「パパ、2週間一回も頭、痛くなかった!」でした。
それから一カ月間、変わらず甘い物をやめている娘に「最近、頭はどう?」って聞くと、「パパ、あれから一回も頭、痛くならないよ!!」
娘もびっくりしていました。おまけに、眠りも深くなり朝まで起きなくなりました。
あれから5年、偏頭痛とは無縁になった娘を見て、あのまま原因も分からず、頭痛薬を飲ませ続けていたらと思うと…。
本当に治って良かったなぁって思っています。